アスベストとは
アスベストとは、天然に採取される鉱物の一種であり、石でありながら軽い綿状の性質を持つことから、石綿(せきめん/いしわた)とも呼ばれる物質です。加工しやすい事や耐火性・断熱性にも強く、断熱材や保温材、防音材として建築物に多く使用されています。しかしながら、アスベストが体内に入り込む事で肺がんや悪性中皮腫等といった多大な健康被害をもたらします。2005年8月に労働安全衛生法施工令および石綿障害予防規則が改定され、法定に基づく規制の対象となる石綿含有率が、1パーセントから0.1パーセントに改められ、2006年9月1日から施行された。規制が改正され建築物・工作物等の解体工事、改修工事をおこなうときは、事前にアスベストが使用されているかどうかを設計図や現場調査により調査し、アスベストの使用が確認された場合は法規に基づき除去作業を行わなければなりません。
アスベストの調査から除去までの流れ
レベル1 石綿吹付け材 |
レベル2 石綿含有保温材 |
レベル3 アスベスト含有仕上塗材 |
レベル3 アスベスト含有スレート材 |
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サンプリング | サンプリング | サンプリング | サンプリング |
除去作業 | 除去作業 | 除去作業 | 除去作業 |
撤去完了 | 撤去完了 | 撤去完了 | 撤去完了 |
アスベストの有無を現地で調査を行いサンプリングをし分析します。その結果に応じて施工計画を作成し除去作業を行います。
有資格者
・一般建築物石綿含有建材調査者 3名
・石綿作業主任者 4名
アスベスト解体工事の届出
アスベスト解体工事にはレベル1からレベル3まであり、レベル1は4種類の届け出が必要となり、レベル2は3種類の届け出が必要となります。
アスベスト工事関連の届け出
・大気汚染防止法 特定粉じん排出等作業開始の14日前までに
・労働安全衛生法(レベル2は不要) 工事開始の14日前までに
・石綿障害予防規則 工事開始前までに
・建設リサイクル法 工事開始の7日前までに
参考資料
「建築物の解体等に伴う有害物質等の適切な取扱い」について パンフレットPDF版
建設副産物リサイクル広報推進会議事務局:財団法人先端建設技術センター企画部から
アスベスト分析調査
㈱北栄企業では、アスベストやダイオキシンのサンプリング採取や分析調査も行っております。
工事施工業者様の御依頼から、ご自分の所有している建物等にアスベストが使用されているか不安な一般の方まで対応致しますのでお気軽にお問い合わせください。
・サンプリング費用 1検体あたり @20,000円~
・分析費用 1検体あたり @40,000円~
状況により費用が変わりますので、詳細は弊社までお問い合わせください。
※分析結果をお渡しできるまで一週間位頂いております。